この記事では私がサポーターズさんの1on1面談に合格した際のプロフィール欄や応募の際に記載した志望理由などについて解説していきたいと思います.
エンジニア就活生の皆さんの間では逆求人サイトで就職活動をする方も多いかと思います.
しかし,主な逆求人イベントには選考が存在し,この選考で落とされてしまう方も多いかと思います.
そこで今回は実際に私が逆求人イベントに合格した際のプロフィールと志望理由を記載していこうと思います.
この記事がみなさんの助けになれば幸いです.
サポーターズ1on1面談
サポーターズさんでは1on1面談という名称の逆求人イベントを定期的に開催されています.
この1on1面談に受かった際のプロフィールと志望理由の主な欄がこちらになります.
プロフィール
プロフィール欄の中でも選考に関係ありそうな部分だけピックアップして記載していこうかと思います.
経験情報
趣味でプログラミングをやっている
実務(インターン、アルバイトなど)で開発を行っている
プログラミングに関する勉強会、イベントに参加した事がある
プログラミングに関する勉強会、イベントを主催した事がある
アプリをGoogle Play StoreまたはApp Storeに公開したことがある
GitHubを使っている
ローカルの開発環境がある
プログラミングスキル
言語・技術
C++
用途
学校の授業, 研究
詳細
研究室で点群処理ライブラリを用いて物体検出を行っており,それを利用したSLAMアルゴリズムを開発しています.
また,研究室で車体制御のために制御手法の開発も行っています.
言語・技術
Python
用途
研究, インターン, 趣味
詳細
インターン先では機械学習を用いたFEM解析結果の推定システムの適用範囲を拡大する業務に携わっていました.
研究にて画像処理に対して機械学習技術を用いています.また,研究で用いているアルゴリズムの確認のためシミュレータをPythonで作成しています.
趣味でnumpy等のライブラリを用いてロケットの起動計算を行っていました.
言語・技術
Swift
用途
趣味
詳細
ソーシャルゲームのダメージ計算アプリを作成した.
この際,スクレイピングしたデータを元にRealmを用いたデータベースを作成した.
また,ユーザー体験の観点から画面遷移を少なくしたかったためポップアップを用いて検索画面を実装するなどの点を工夫した.
Google Drive (https://drive.google.com/open?id=18HMb6cwtNHB_9QEgfYBUC-eElG5jji4w) にてデモ動画を公開中です.
インターン経験
インターン先
株式会社科学計算総合研究所
期間
1ヶ月以内
内容
時期:2018年8月1日~2018年8月30日
内容/役割:機械学習を用いた既存のFEM解析結果推定システムの適用範囲の拡大を行っていました.
成果:インターンシップ期間中にそれまで特徴量として用いていなかった値を物理的に考察して作成しました.これにより新しい適用範囲に対して,従来の幾何学的な方法と比べて7%程度精度をあげることができました.
所感:このインターンを通して自身の専門性を業務に活かす方法を学ぶことができ,会社の利益を生み出すという目線で物事を見ることができるようになったと思います.
研究情報
テーマ
カメラ,LiDAR等センサを用いた車両自律走行システムの開発
内容
LiDARを用いて物体検出と経路生成を行った後,経路に沿って移動するよう車両の制御まで担当しています.
LiDARデータの処理の際にはROSを用い,車両制御にはCAN通信を用いています.
アピール
私の強みは問題を分解し解決していく能力です.
私は学部時代は物理科学を専攻しており,物理現象のシミュレーションに取り組んでいました.その経験を活かし学部3年生のころには株式会社科学計算総合研究所にて1ヶ月間インターンシップに参加しました.このインターンシップでは既存の機械学習モデルの精度向上,適応範囲の拡大に取り組んでいました.そこで私はまずなぜ適用範囲を拡大するためにはどうすればいいかという分析からはじめ,最終的には物理学的な視点から新たな特徴量を組み込んで機械学習モデルを作成しました.この経験から解決したい問題に対してまず問題点を分析してより小さい問題に分解する力と,この分析・分解した小さな問題を一つ一つ順を追って解決していくという力を身につけることができました.
それから現在では飛び級で大学院に進学し,研究室ではカメラ,LiDAR等センサを用いた車両自律走行システムの開発を行っています.この研究に関しても始めた当初は研究室内でも初めての分野の研究ということもあって進捗がなかなか出せていなかったのですが,インターンシップで身につけた能力を用いることで研究を進めていくことができました.具体的に能力を発揮した場面の一つとしてはLiDARでの物体検出という問題に対してでした.LiDARの物体検出という大きな問題に対して,LiDARデータの受信方法,データの操作と物体検出方法,そして物体を検出した後のデータの渡し方等の問題に分解しました.その後それぞれを独立して実装し,最後にそれらを足し合わせるという形で問題を解決することができました.
この経験からインターンシップで身についたと考えていた問題を分解し解決していく能力が実際に自身にも身に付いていることが改めて確認でき改めて自信にもつながりました.
私はこの能力を活かし貴社のもつ問題に対しても分析,分解しその過程で発見された新しい問題一つ一つを解決していくことで貴社に貢献したいと考えます.
志望理由
エンジニア、データサイエンティストとしての自己PRをご記載ください(100文字以上、400文字以内)
現在私は研究室で自動運転システムの開発を行っています.この研究ではROSを用いた通信やPCLといった点群処理ライブラリを用いてLiDARデータの処理から物体検出,機械学習を用いた画像認識を行なっています.また,検出したデータからSLAMを用いて自己位置を推定し,参照経路に車両を追従させるための制御をC++で実装しています.
また,個人的にSwiftでのiOSアプリの開発も行っています.このアプリではPythonでスクレイピングしたデータを元にRealmを用いたデータベースの作成を行いました.また,ユーザー体験の観点から画面遷移を少なくしたかったためポップアップを用いて検索画面を実装するなどの点を工夫しました.
自信のある制作物、もしくはインターンシップ、研究でのアピールできるご経験があれば教えて下さい(100文字以上、400文字以内)
株式会社科学計算総合研究所にて2018年8月1日~2018年8月30日の間インターンシップに参加していました.業務内容としては機械学習を用いた既存のFEM解析結果推定システムに関する適用範囲の拡大を行っていました.最終的には新しい特徴量を採用することで新しい適用範囲に対して従来の幾何学的な方法と比べて7%程度精度をあげることができました.
また,自身の研究ではこの経験を活かし,機械学習を用いた3次元点群からの物体認識にも取り組みました.実装はPython,Tensorflowで行い,Jetson Xavierで制御に必要な速度で動くようにネットワークの構造選択を工夫しました.
本イベントに応募された理由を教えて下さい(500文字以内)
正直まだ行きたい業種等決まりきっていないのですが,本イベントでは複数の企業の方と面談することができるということで,本イベントで自身が企業にどういう価値を提供できるのかなどを知りたいと思い応募しました.
また,現在私はいわゆる自動運転技術を研究しているためその技術を活かすことができるような業務を探したいと考えています.そのため,本イベントならば私のスキルを活かすことができる企業さんと巡りあうことができるかもしれないと思い応募しました.
本イベントでは複数の企業の方と面談することができるということで,自身が各企業さんにどういう価値を提供できるのかなどを知りたいと思い応募しました.
また,現場のエンジニアや採用担当の方と実際にお話できるということで各企業さんが新卒を採用する際にどういう点を見ているのかを知りたいと思い応募しました.新卒を採用する際に重要とする点を知ることで今後の就職活動に活かしていきたいと考えたからです.
逆求人フェスティバル
こちらは結局イベント自体には参加していないのですが逆求人イベントには一度合格しました.以下がプロフィールです.
自己PR
最も注力した制作物・研究
概要
私は「収穫物無人運搬のための車両自律走行システム」というテーマで研究を行っています.この研究の背景としては農業従業者の高齢化と減少,農作物の流通にかかるコスト削減の必要性が挙げられます.内容としてはLiDARを用いた自己位置推定や物体検出を行っています.
役割
役割としてはLiDARを用いた物体検出と経路生成,自己位置推定からの車両制御を担当しています.さらに実機実験を行うことで本研究の有効性を確認しています.
技術的な工夫
LiDARデータの送受信のためにROSを用いることでデータの加工が容易になり,ランドマークとなる物体を検出することができました.また,自己位置推定にはSLAMを用いていますが,必要とされる処理速度を満たすようにアルゴリズムを選択しました.
フリー記述PR
ソーシャルゲームのダメージ計算アプリ開発(iOS)
ソーシャルゲームのダメージ計算アプリを作成した.使用した言語はSwiftである.この際,Pythonでスクレイピングしたデータを元にRealmを用いたデータベースを作成した.また,ユーザー体験の観点から画面遷移を少なくしたかったためポップアップを用いて検索画面を実装するなどの点を工夫した.
URL: https://drive.google.com/open?id=18HMb6cwtNHB_9QEgfYBUC-eElG5jji4w
機械学習システムの適用範囲拡大
株式会社科学計算総合研究所にてインターンに参加した際に機械学習を用いた既存のFEM解析結果推定システムの適用範囲の拡大を行っていた.最終的には新しい特徴量を採用することで新しい適用範囲に対して従来の幾何学的な方法と比べて7%程度精度をあげることができた.
URL: https://www.ricos.co.jp/
自律走行システムの開発
C++による点群処理ライブラリを用いた物体検出を行なっている.さらに,その検出結果を元にしてSLAMを用いた自己位置推定を行なっている.この推定した自己位置を元に参照経路に追従するよう車両を制御することで自律走行を行なっている.
アカリク LINE Engineer Meetup for Students
自身のIT関連技術アピールについて具体的にご記入ください。(プロダクト開発成果、サーバー・データベースの構築・管理、プログラミングコンテスト参加経験、アプリ開発経験など) ※インターン経験については次の欄にご記入ください
現在私はLiDARを用いた自動運転技術について研究しており,その過程で機械学習を用いた物体検出やSLAMを用いた自己位置推定などを行っています.また,これらの技術を用いた上で参照経路に車両を追従させるという制御手法を採用し,実機実験にて研究の有効性を確認しています.実装したSLAMなどのコードはGithubにまとめております.
また趣味でiOS向けにソーシャルゲームのダメージ計算アプリを作成していました.現在はAppStoreにて公開していませんが,Googleドライブ (https://drive.google.com/file/d/1CK1mGQIdckl18vsseXoaz_Stc5opFaDD/view?usp=sharing)にてアプリのデモ映像を掲載しております.このアプリ開発においては必要なデータのPythonによるスクレイピングやRealmを用いたデータベースの作成などに力を入れました.また,UXの観点から画面遷移を出来るだけ少なくしたかったため検索ページをポップアップ表示で実装するなどを工夫しました.
インターンシップ経験があればこちらにご記入ください。内容を整理する際に、(1) 会社・組織名 で、(2) どのくらいの期間、(3) どのようなプロジェクト・役割でなにをしたか といった項目別だとよりわかりやすいです。 ※守秘義務などの契約がある場合は「パッケージソフトウェア系企業」など特定できない書き方でも構いません ※インターン経験がない場合「特になし」などと記入してください
(1) 株式会社科学計算総合研究所
(2) 2018年8月1日~2018年8月30日
(3) 機械学習を用いたFEM解析結果推定システムの適用範囲の拡大,新しい特徴量の推定等様々な問題に取り組んでいました.成果として,新しい特徴量を物理的に考察して作成し,既存システムの適用範囲の拡大を行うことができました.
まとめ
というわけで今回の記事では逆求人イベントに受かった際の私のプロフィールや志望理由を実際に記載させていただきました.
この記事を参考にしてみなさんも是非逆求人イベントに参加してみてください.
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