この記事ではアプリのipaファイルをアップロードした際に表示される「Export Compliance Information」の欄についてどのように記入すればいいのかということについて解説していきます.
私が実際に設定をしようとした際にハマってしまったことのうちの一つでもあるので備忘録も兼ねて詳しく解説していきたいと思います.
以下のサイトを参考にさせていただきました.
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Export Compliance Information
さて,それではアプリの暗号化についてですがアプリのipaファイルをAppStoreConnectで選択するとExport Compliance InformationというタイトルとともにYes, Noの選択欄が表示されるかと思います.文章にはDoes your app use encryption?と書かれており,いやわいは自分のアプリに暗号化技術とかプライバシーに触れるようなもの実装してないぞと困惑する方が多いのではないでしょうか.
ちなみにこれはすべてのアプリをアップロードする際に必ず確認するものですので安心してください.Apple本社はアメリカに存在するのでアメリカから全世界にアプリを配信するとなったときに輸出用の設定をしないといけないのでこのような表示が出てきます.
そして,結局この項目Yes, Noどっちにすればいいのかということについてですがhttps通信を使用している方やAdmobなどの広告ネットワークを使用されている方はYesを選択してください.
https通信などの一般的な暗号化もそれは暗号化に分類されるのでYesとする必要が有ります.
次はYesとした場合にどういう設定をしていけばいいのかについて解説しましょう.
Export Administration Regulations
さて,先程のExport Compliance Informationにて,Yesを選択しますと以下のような画面に遷移するかと思います.
ここもYes, Noでどっちにすればいいんだろうとなるかと思いますが,Yesで大丈夫です.そしてそのままコンプライアンス情報を提出しちゃいましょう.
これで完了ですと言いたいところなのですが,ここで追加の設定を行う必要が有ります.それはSelf-Classification Reportの提出です.このReportはアプリをリリースした次の年の2月1日までに毎年提出するのですが次はこのReportの提出法について解説していきます.
Self-Classification Report
というわけでSelf-Classification Reportの提出法について解説していきます.日本語にすると自己分類レポートですね.たいそうな名前ですがやることは簡単なので是非試してみてください.
具体的には以下の内容を記したCSVファイルをメールで提出するだけです.
CSVのテンプレートはこちらからダウンロードできます.
https://drive.google.com/file/d/1Vx7OcuPsFO6_s_kt_LNU1JBjNRGa4_9W/view?usp=sharing
Self-Classification Reportの記入例
このCSV内の各項目に対して以下の内容を記入していきます.
PRODUCT NAME : (アプリ名)
MODEL NUMBER : (App StoreのSKU)
MANUFACTURER : SELF
ECCN : 5D002
AUTHORIZATION TYPE : MMKT
ITEM TYPE : Mobility and mobile applications n.e.s.
SUBMITTER NAME : (あなたの名前)
TELEPHONE NUMBER : (あなたの電話番号)
E-MAIL ADDRESS : (あなたのメールアドレス)
MAILING ADDRESS : (あなたの郵便番号・住所)
NON-U.S. COMPONENTS : NO
NON-U.S. MANUFACTURING LOCATIONS : (制作場所 例:Tokyo Japan)
基本的に()内の情報を変更して入力すれば大丈夫です.ただし,こちらのテンプレートは個人開発者の方を対象としていますので企業さんなどは適宜()内以外の部分も変更してください.
Self-Classification Reportの提出法
csvファイルが作成できましたら最後にそれをメールで提出します.メールの宛先はcrypt@bis.doc.gov
, crypt-supp8@bis.doc.gov
, enc@nsa.gov
の3つのようです.そして件名はSelf-Classification Report for Encryption Items
として本文には何も記載せずにcsvファイルのみ選択してメールを送ってください.
まとめ
というわけでこのコンプライアンスの設定は終了です.少し長かったかもしれませんが簡単にアプリ公開時のコンプライアンスの設定ができたかと思います.
まぁぶっちゃけhttps通信を使っているアプリで最初の選択欄をNoにして審査に通ったアプリなどもあるんですが危ない橋は渡らないほうが良いかと思います.しかも設定方法についても一度作成すればアプリの部分を変更するだけでいいので手間でもありません.
というわけでみなさんもコンプライアンスをしっかり設定してiOSアプリを公開してみてください.
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